春爛漫の『桜』(奈良公園・長谷寺)~その2~

4月 - 09 2009 | By

☆奈良へ「風景写真」を撮りに行くと、その撮影地には必ずと言っていいほど「奈良風景の撮影達人」がいらっしゃるんですねっ。

 今回も、朝一で訪れた奈良奥山ドライブウエイ入口すぐの撮影スポット(前回の1枚目の写真)に、PENTAX645Ⅱ+ジッツオの三脚、それにミノルタα9で撮影をされているおじさんが、きさくに声をかけて来てくださったんですね。いつもでしたら、「なぁ、にぃちゃん奈良の○○の○○の写真撮ったことあるぅ~」みたいな、関西弁の会話から話が弾むことが多いのですが、今回はいつもと違うんですね。明らかに関東的なしやべり口の標準語で、地元の人にしか分からないような道と、撮影スポットを教えてくれるんですねぇ???

 おじさんの愛用スクーターを見ると「練馬」ナンバー。20年来奈良の各地に通い詰めているという……。スクーターに乗って奈良まで来られているんです。(驚) 入江泰吉先生の影響が大きいのでしょう。奈良にはこのような写真愛好家やマニア、セミプロのおじさんが、奈良の各地にわんさかいらっしゃるんですねっ。

 それほど、奈良は人々を魅了する風景や被写体、そうした光景が多いということなのでしょう。まぁ、とむすけも魅了されているその一人なのですが。撮影現場に出ると奈良写真愛好家の層は相当に厚いことが自然と伺い知れるはずです。

 ですから、自分で傑作写真を撮れた!としても、やはり上には上の芸術的な追求をされていらっしゃる方(専門特化のような)が多数いらっしゃるのは間違いない事実ですので、ごく普通に「謙虚」にならざるをえない感じ(文化)なんですねっ。

 また、とむすけの実感もそうなのですが、撮影スポットの環境は年々悪くなっているということです。人工物が増えて自然の風景写真にそぐわない状況になって来ています。「奈良風景の撮影達人」のみなさんもほぼ同じことを、撮影現場で撮影方法など話すときに語っていらっしゃいます。奈良で撮ってみたい、手元に残しておきたいと思う風景は、早めに写真に撮っておくことが、肝要かも知れませんね。

 お待たせしました、それでは~その2~をご覧いただきましょう。
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 「春」はいいですねっ…。日本人特有の情感、季節感があり、何ともいえない趣のある風物、その象徴「桜」。 「春爛漫をどう表現するか?」なんて、非常にこざかしい、浅ましい考えだと思い知らされるほど、春の息吹に圧倒されますねぇ。

 ここで気をつけないといけないことは、春の息吹に圧倒され「桜」を撮らされること。ひとつひとつの一期一会の光景にしっかりと対峙しつつ、そのどこの何に感動しているのか心で確認しながら、フレーミング(構図)で、その心を自然に表すことが大事なのでしょう。(^o^)  つづく。 

 

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