埋もらせては、もったいない

6月 - 22 2008 | no comments | By

☆6月21日(土)、Tさんご夫婦にお越しいただきました。 奥様は2回目の来社です。Tさんは当社の大切なクライアントでもあるのですが、今日の用事はいたって私的な内容です(^o^) そう、このブログをご覧いただいていることもあって、ご夫婦それぞれ銀塩1眼レフカメラとレンズをご持参いただきました。使わなくなったカメラをどのようにするか、中古カメラ取り扱い店に売却できるなら売却したい。と、お考えとのこと。それに対して、私がご提案サポートさせていただくことになりました。当社の売りというか、付加価値として、当社に何らかの関わりがある方(お客様etc)には「写真撮影無料♪」というのをやっていまして、まぁ、その範疇にはいるような内容で、しかも、私で何とか出来そうなので、快くお引き受けいたしました。Imgp25782

Tさん(ご主人)は、奥様思いのとてもやさしい方で、よく気遣っておられます。それというのも 奥様は看護師(ナース)をされていて、非常に夜勤が多いため、日常生活が不規則になりがちになるので、奥様のことを心配されているのがよくわかります。仕事柄Tさん(ご主人)とやりとりが多いので、多岐にわたりいろんな話になるのですが…。あるとき、Tさんの奥様が、大の猫好き♪で、写真好き♪使っておられるカメラが、ソニーα100だということがわかりました。 (私)「それならTさん、使っていないフィルムカメラを処分して、奥様にいいレンズ、プレゼントしてあげたらいいのではないですかっ。写真好きなら、ものすごくよろこばれるんではないでしょうか?」(Tさん)「それはいいアイデアだねぇ…。」という話を、数ヶ月前に話しをしていての今回の我オフィスに、ご夫婦でご来社いただいた次第です。

☆ご持参いただいたカメラを前にして、いろいろカメラや写真のお話を伺いました。 奥様のケータイで撮影したお子様のお写真、愛猫のかわいいお写真、これらを見せていただいたんですが、ホントに感性豊かで、女性ならではの愛情あふれる写真。 猫好きでしか、絶対に撮れない!いい表情してやるんですね、愛猫ちゃんが。 猫撮り専門のプロ顔負けの写真で、びっくりしたんですね。ご持参いただいたカメラも何とミノルタα9でびっくり(すごくいいカメラで)しましたが、センスや才能を埋もらせてはもったいないとつくづく思いました。ちょうど、ブログで書いているレンズのボケ描写♪に、ご関心を持たれている様子でしたので、手持ちの「α50mmF2.8マクロ(D)を試用してみてください」とお渡ししました。そのレンズで、愛猫の足の裏の肉球をかわいくアップで撮っていただきたいと思います。奥様のα100には18~200mmの高倍率ズームが付いているということでしたが、高倍率ズームではとうてい撮れない、美しいボケ描写が得られますからね。 良い写真が撮れたら、メールで送ってもらい、このブログに掲載させていただきたいと思います。 ※Tさん、ここだけの話ですが、少々費用がかかって、そのやりくりがあったとしても、是非、良いレンズ、一生モノで使えるようなレンズを、奥様にプレゼントしてあげてくださいね(笑) 

西郷隆盛

6月 - 14 2008 | no comments | By

☆とうとう、くぼっちゃんⅡ号(PENTAX SP黒)本体の修理が決まりました!

いろいろと、どうすればいいのか、コストパフォーマンスも十分考えて、何件かのカメラ修理技術会社のHPを見てどこに修理をお願いすればいいのか考えていたところ、西郷さん(西郷隆盛)が、おそらくPENTAXのカメラでしょうねぇ。首からさげている、なんとも可愛らしい絵が貼ってあって、その絵をクリックすると、ゆっくり悠・遊観光かごしまっていう、鹿児島県の観光サイトへ……。ああっ、そうか、これは西郷さんがカメラを首から下げて観光案内してくれようとしているんだなぁ♪と、妙に納得、、、。 元にもどって、HPを詳しく読んでみると、何やら機種限定 オーバーホール割引きキャンペーン」とあり、「ペンタックスカメラの修理を格安でいたします。今月はアサヒペンタックスSP、SP-F、ペンタックスSFX、SF7、SFX-N。」先着10名様に16,800円(税込)にて。モルトプレンの部品代も無料。」と、あり、さらに、「2008年度版ペンタックスカレンダーがあります。風景写真の第一人者、竹内敏信さんによる2008年度版ペンタックスカレンダーです。ペンタックス株式会社製最後のカレンダーでもちろん未使用。修理をご依頼された方で、ご希望の方先着四名様に差し上げます。修理依頼時に「カレンダーほしいよ」「カレンダーちょうだい」とお書きください。 」と、書かれているではありませんか。 ちょうど、ブログ記事を書くために竹内敏信さんの風景写真術っていう本を、久しぶりに読み直そうと手にしていたところです。 そうしたものですから、これはもう、そう、何というか、シンクロニシティ(共時性)を感じさせるハッピーな出来事。 何かいいことありそうな予感♪ 先着四名で、もしかして、カレンダーをいただける可能性があること、そのものに、すごく期待しているわけではなく(カレンダーをいただけるのは、すごくありがたいことですが。笑)て、今まで随分と修理のことをいろいろ考えてきただけに、私にとれば「ここに修理を依頼するのが1番だよ。」と、導かれるような、教えられるようなありがたい出来事なんですねっ。 早速、「簡易お見積もり」→「簡易見積り問合せフォーム」に、見積もっていただく内容を書いて送信。  その返信も次の日にはいただいて、本日、宅急便でくぼっちゃんⅡ号(PENTAX SP黒)を、快く送り出しました。 もしかして西郷さんのおかげかもねっ。 とにかく、ありがたいですぅ(^o^)

※鹿児島市上荒田町カメラサービス鹿児島さん

ご近所、街角ガーデニング景

6月 - 12 2008 | no comments | By

☆引き続き、K100D+S-M-C-T55mmF1.8で撮影した写真をお楽しみいただきながら、レンズの使用感も含めお伝えしたいなぁ~と思います。 このカメラとレンズの組み合わせでは、35mm換算で約82.5mmの中望遠レンズの扱いになり、その画角に近いところでは、女性のポートレート写真で85mmあたりが最適のレンズと一般的にいわれていますが、街角のスナップ写真では、街歩き(散歩)中にこれはと思う被写体を発見して、その被写体を軽く注視したくらいの距離感の時に使えるレンズのような感じがしますね。

Imgp23272    そして、さらに近づいて花などをアップで(最短距離撮影45cmなど)すると、さすがにF1.8の開放絞りのピントの浅さは、マニュアルフォーカスで、きっちり思ったところに正確に合わせるのは難しいですねっ(苦笑) 

 

    ゆっくり、じっくりと時間をかけて花を愛でながら、その1番美しく思う部分にそっとフォーカスする必要があるようですね。それでもフィルムカメラとは違い、デジタル撮影ですので撮影後すぐにK100Dの背面の液晶ディスプレイで、画像の写りぐあいを拡大再生確認すれば、ピンぼけか、被写体ぶれか、手ぶれか、その場で判断がつくのでかなり気が楽ですねっ。 

☆今、街を歩くと、梅雨の季節にふさわしい紫陽花(あじさい)が目立ちます。どちらかというと雨や曇天が多くうっとうしい天気で、いつもより気分がめいられる方も多くなるように感じますのでね…。気分転換に、わざわざ遠出するのもどうかなぁ~??と、、、。 

  それなら、となり街程度で、徒歩や自転車で行けるくらいの、安近楽(安くて、近くて、楽しい)の極みで、「私のご近所、街角ガーデニング景」をご提案させていただきます。

 ご近所、街角ガーデニング景をお楽しみいただくには、ある意味、今が、最適な時季はないかと感じますし。 ごく近所の公園、街角でみられるガーデニングも、それぞれに思い入れや工夫を凝らしておられ、街の彩りとしてやさしく柔らかい輝きを放っています。

  いろんな気づきがたくさんあって実に楽しいんですが、その中で特にお気に入りのガーデニングや花などが見つかると、とても気分良く過ごせることは間違いありません♪

  たとえていうなれば、お気に入りの行きつけのお店や、パソコンのインターネット上で、私的な関心事などのお役立ちサイトやセンスのいいサイトなど、自分のパソコン内で「お気に入り」に登録するというのがありますが、「私の(この記事をご読みいただいているあなたのことですよ)ご近所街角ガーデニング景」は、まったくの個人的な、私的な心の世界で、お気に入りに登録するような感じかもしれませんねっ。

  街角のガーデニングを撮影していると、そこの家の人が出て来られる時があるんですが、ご安心ください(^o^) 「勝手に撮影するな!」なんて怒られることは、まず、ありませんからね。(笑) 「とっても綺麗ですね♪上手にガーデニングされていますよねぇ。写真撮らせていただいているんですぅ」 「そう?そんな上手なほどは、ないとないと思うけどねぇ~。○○○…」と、会釈をして楽しい会話がはじまることもしばしばあり、予想外の楽しいひとときを過ごせると思いますよ。

Imgp23432_2その街の日常の息づかいが、ささやかな幸福感とともに味わえるんですねっ♪ ※今回の掲載写真では、若干絞りを絞って撮ったものもあり、すべてが開放絞りの撮影ではありません。Imgp23482_4  Imgp23522_2      

Imgp23492_3 Imgp23442_4 Imgp23613_2 いつも、思うことなのですが、その時の、小さな発見や、その感動は「生もの」であるということ、一期一会の貴重な機会ではないかなぁ~と思うんですね。

   たとえば、美しい、いい花を咲かせているガーデニングをみつけたけど、そのときはカメラを持っていなかったので、後日撮ろうと、そのとき思ったんですが仕事の状況等で1週間遅れてしまい、つぎにそこを訪れるとすでにその花は枯れかけていて、その感動がすでに色あせてしまっていたりします。じゃぁ、仕方ないから来年は?っていう考えにもなりますが、ガーデニングの内容そのものが変わっていたり、また、ガーデニングがそのままで同じような花であっても、その感動が1年後に必ずあるとは限りませんから…。ですから、そうした貴重な機会や時間を大切に扱いたいものだと思いますね。

Imgp24232 Imgp24333 Imgp24453

Imgp24412

 

 

Imgp23892 ←おまけ。建物を覆い尽そうとするような、ガーデニング景にも遭遇しましたよ(@_@) きっと会社のみなさんで大切にしていらっしゃるんだろうなぁ~と、何だかニヤリとさせられ、少々うれしい気持ちになりました(笑)

ボケ描写♪

6月 - 07 2008 | no comments | By

☆みまさま、どうもお待たせいたしました。誰も待っていないかも知れませんが(笑) K100D+S-M-C-T55mmF1.8(愛称:くぼっちゃんⅡ号標準レンズ)での初テスト撮影しました。まずは、作例からいきますね。

Smct55mm オールドレンズですから、今時の最新設計レンズとは違い、開放絞りの描写が少々甘いというのは、誰もがご存じのことだと思います。で、むしろ、その甘さ≒柔らかを活かした撮影の、その開放絞りの描写がどんなものなのか、その撮影技術的なことも含めて、写真でご覧いただけると参考になるのかなぁ~と、思いますのでね…。 普通は開放絞りから、2絞り絞ったあたりの描写が、レンズ性能を最大限に生かした状態と言われますよね。ということは、「開放絞りでの作例があれば、おおよその、そのレンズの性能や性格の見当をつけることが出来るだろう」という判断をして、すべて開放絞りで撮影してきました。 写真の左がレンズ最短距離撮影(45cm)で、電卓のオレンジ色のキーにフォーカスして撮影。右側は、その背景にあたる踏み台のハートの穴あたりにフォーカスして撮影。前ボケ、後ろボケ等どのような感じか、よくわかると思います。なかなか、美しいボケ味していますよねぇ。オールドレンズ特有の柔らかい感じが出て好ましいです。※参考にさせていただいているサイトhttp://pchansblog.exblog.jp/3145754/

☆まあ、理屈はさておいて、撮影してきた写真をお楽しみいただけると幸いです♪

Imgp20872  

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Imgp21272 Imgp21962

Imgp21362 ←おまけ

ボンカレーのレトロカンバン。背景に、さりげなく走り来るスクーターを入れて街の臨場感を演出してみました(笑) どうです。どれもいいボケ味だしてるでしょ♪

ユーザーフレンドリー

6月 - 05 2008 | no comments | By

☆前回、ご託をならべて、どちらの方向性に向かって復活再生への道を進めていくのか、明らかになってきました。ブログをやりはじめてわかったんですが、その特徴として、「曖昧模糊とした自分の考えをまとめていくツールとしてもケッコー使えるんじゃないかなぁ~」と、感じています。「デジタル1眼レフを購入ついでにブログをする」みたいな、ごく簡単なノリでフォトブログを始められる方も多いと聞いていましたが、ようやくそのような感覚が、少しばかり理解出来てきた感じです♪たとえば、「復活再生」という言葉は、何かとてもなじみがあるのですが、このブログでも、くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒のカメラ)を復活再生することになって来ましたし、職業においてもそうした建設的なことをコツコツしていくのが、好きなのかもしれませんねっ。そう、考えが徐々にまとまって来るような気がします。

Dsc020062前回のお話で出たレイクォールのマウントアダプターを、早速購入。送料込みで5385円でした。工作精度が一番高いようですね。近代インターナショナル製(OEMらしい)とくらべても安いようです。

Dsc020262文字の塗装が、レンズの脱着ですでにハゲています(笑)が 、このアダプターをデジタル1眼レフPENTAX K100Dのマウントに取り付けます。

Dsc02143 こんな感じになります。オールドレンズの装着も違和感なく、カッコよく決まりますね。

Dsc02132 電気信号の接点が、あららっ。剥き出しになるんですね。

Dsc02165_3 そして、使い勝手をよくするために、K100Dのカスタムセッティングをしますね。MENU→Cカスタム→Sレンズ使用時のFI→2利用可能にして、

Dsc02167 レンズを装着して、K100Dのスイッチを入れると(^o^) レンズの焦点距離をセットする画面が出てくるので、装着レンズの55mmにあわせます。これは、マニュアルフォーカス時(ピントを合わせる時)に、赤のインジケーターが光り、「ピピッ!」って鳴ってフォーカスが合ったことを知らせる機能です。実用的に、ものすごくありがたい機能です。全世界のM42レンズを使えるようにサポートフォローしている感じがよく。もちろん、手ぶれ補正機能も可能。オールドレンズ使用前提のこの設計思想には、ホント感激ものですよ。

Dsc02166 さらに、MENU→Cカスタム→絞りリングの使用→2許可にして、おくと何とすごいことに、絞り優先AE撮影が可能となります。実際の撮影では、スローカメラ撮影と言っても、マニュアルフォーカスで撮影し、マニュアル露出でいちいち露出情報を見てシャッタースピードと絞りを合わせるのって、いうのはめんどうですからね。このユーザーフレンドリーな配慮には、頭がさがります。Dsc02164_2

それから、さらにびっくりすることは、MENU→Cカスタム→MでAE-Lのボタン→2Tvシフトにするとね。画面下の説明どおり、「絞り値を固定のままシャッター速度をシフトし適正露出にします。」とあります。

これは、上記の絞り優先AE撮影で露出補正をしても適正露出が得にくい場合。たとえば明暗差が非常に大きい場合など、M(マニュアル露出)撮影に切りかえて使いますが、絞りリングの絞り値を決めておいて、被写体に向かいAE-Lボタンを押すと適正露出が得られやすくなっています。適正露出を得るために、微妙な使い心地があり、なかなか、マニアックな便利機能が内蔵されていますね。使いこなせば使いこなすほど、じわじわ味が出るっていう感じのカメラですね。

PENTAX愛好者のみなさんの気持ちが、少々分かって来たかも知れませんね。非常にユーザーフレンドリーな「心をくすぐるマニアックな機能」や「懐にもやさしい配慮」など、学ぶことが多く、ありがたい感じですねっ。

ますます、愛着がわいてきて楽しくなってまいりました。これで、ようやく、撮影に行けますね。このレンズがどんな描写をみせてくれるか、とっても楽しみです。(^o^)

5択をならべて

5月 - 30 2008 | 1 comment | By

☆くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒)の復活再生へ!道筋を考えてみましたよ!ついつい御託をならべてしまいますが。(苦笑)

  1. まず、簡単にレンズだけを使ってみる
  2. 露出計を別途購入する
  3. 修理して完全に直す
  4. どうせなら、マニアっぽく飛躍して、広角レンズ、標準レンズ、中望遠レンズの基本3本セットで揃える
  5. 4からさらにプラスすると、別の使えるボディを購入して、2台態勢の撮影システムを組む

以上の5つの選択肢を思いつきました。難易度の低い手をつけやすいところからの順番になっています。それぞれ詳細をみていきましょう。

 1.まず、簡単にレンズだけを使ってみる

手持ちのデジタル1眼レフカメラに、PENTAX K100Dがあります。デジタル1眼のスローカメラとして、DA21mmやFA35mm、DFA50mm-マクロ-のレンズ3本を同時購入(1年以上前に)しました。どのレンズも標準ズームでは決して撮れない、単焦点レンズならではのホレボレするような、実に素晴らしい描写をしますよ♪これらペンタックスKマウントですが、これに、マウントアダプター(レイクォール近代インターナショナル)を購入して、マルチコーテッドタクマータクマー55mmF1.8(くぼっちゃんⅡ号についている標準レンズ)を取り付けて使用する方法がありますね。マウントアダプターの購入費用が5~6000円程度かかるようです。調べると絞り優先AEが使えそうですね。もちろんAF(オートフォーカス)は使えませんが。多少露出にバラツキが出てくるらしいので+側に露出補正する必要がありそうですね。露出に関してはデジタルカメラですので、写り具合はすぐに撮影画像を、確認出来ますので問題ないと思います。あと、デジタルカメラの撮像素子がAPSーCサイズなので、レンズの視野角が小さくなり、35mm換算で55mm×約1.5として82.5mm相当となり、中望遠領域のレンズとなりますね。また、フィルム撮影とは違い、高感度撮影(ISO800とか1600など)が出来るので、夜景や室内でも、気軽に手持ち撮影が楽しめる(手ぶれ補正機能も使えます)など、デジタルならではの撮影技法が使え、撮影のできる幅が広くなっていることが特徴ですから、おおいに活用して楽しみたいものですね。※参考にさせていただいているサイトhttp://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2006/09/08/4563.html

http://pchansblog.exblog.jp/3913822/

 2.露出計を別途購入する

出来ることなら露出計は、ストロボシューに取り付けられる小型のモノがいい。くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒)に似合うものがいいなぁ~。探してみると、コシナのVC-METERⅡがいいでしょうかね。調べてみると、実売が2万円前後。今回の目的だけでは気軽に買えない値段かなぁ~。露出計のないフィルムカメラをつぎつぎ購入する予定があるなら、手を出しやすいんですけれどもね。まあ、そこまではいらないと思いますしね。

 3.修理して完全に直す

やはり、この選択が王道かなぁ。もちろん、自分で修理する道具や技術も全くないんですけれど、専門家に直してもらうという手だてはありますよね。いろいろ調べてみて、PENTAXの修理は台東区東上野6丁目の(有)長谷川製作所さんがいいらしい。早速TELして聞いてみるとオーバーホールで2万円ということでした。特別に悪い部品の取り替えなどがあったりすると、+α部品代がかかるものと思います。2万円というのは微妙な値段ですよね。露出計購入代と同じですし。また、別に中古でSPを購入すると15000円~25000円くらいでありそうですし。程度のいいものほど、値段が高いということで、露出計が使えるように修理を施して中古品として売り出されているものもありそうです。しかし、良い状態の個体がすでにないとも聞きますし。あるカメラ店の店主に聞いてみると、「SPの露出計を直すのに2万も……。そりゃ、もったいないなぁ~。別なこと考えた方がええんとちゃうかなぁ~」って言われるしねぇ。まぁ、費用対効果だけを考えると、一般的にはそうだろうと思いますけどねぇ。今回の場合は少し違う意味合いや、価値観でもって考えているのでね。あわてて答えを出さずに、考えを醸成させておきましょうかねっ。

 4.どうせなら、マニアっぽく飛躍して、広角レンズ、標準レンズ、中 望遠レンズの基本3本セットで揃える。

28mm 50mm 100mmとか、24mm 35mm 85mmとか、やはり、3本セットで揃えてしまいたい感じ(笑)さて、どんなレンズを3本選ぼうか♪と、考えるだけで楽しくなりますね。柔軟な思考を保つ発想の訓練にもいいですしね。このペンタックススクリューマウント=プラクチカマウント=M42マウントレンズは、多種多様でロシア製のレンズ(個体差で当たりハズレの差が大きいと聞きますし)もあったりしますし。「レンズ沼」と言われるいろいろなレンズを購入して試したくなる、恐ろしい魅惑の沼もありそうですしね。(笑) 最初から冒険するのではなく、手堅く基本の3本を揃えることが大事なので、やはり、PENTAXでしょうか。優秀なコーティングを施してあるのがSMC(スパーマルチコーテッド)レンズっていうことらしいので、S-M-C-T(タクマー)と書かれたレンズを選んでいけばいいと思われます。  参考にさせていただいているサイトhttp://news.mapcamera.com/mapsele.php?itemid=3923

http://www.geocities.jp/tsuga_non/index_1.htm

http://bbs.kakaku.com/bbs/00491011107/SortID=7811367/

http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=7294902/

http://www.king-2.co.jp/enjoy/enjoy_g.php

 5.4からさらにプラスすると、別の使えるボディを購入して、2台態勢の撮影システムを組む

いくらスローな撮影といえども、失敗写真を量産するのは気が滅入りますよね(>_<) フォーカスもマニュアル。露出もマニュアル。となれば、被写体にまじめに向き合って考えぬいての撮影が多くなります。1枚1枚シャッターを押すのに、ある種の真剣さや重みが出てきます。その場合レンズ交換を頻繁にすると、被写体への気持ちが削がれることが多くなると思うので、1眼レフボディを増やしてレンズ交換を出来るだけ少なくしたいなぁ~と思います。同じSP系列でカメラを増やすのか、はたまた別の方法があるのか。調べてみるとベッサフレックスTMという現行機種が販売終了になったらしい。今時貴重なM42マウントカメラですよね。黒とシルバーがあって、多少外観が違うようですが。黒の方がとんがり頭でカッコいい感じ♪カメラ店を探して在庫があれば、まだ、何とか新品で購入できるようですね。値段が実売、シルバー28000円、黒30000円くらいなものでしょうか。 ※フォクトレンダーベッサフレックスTMのコシナのHP

以上のように、5択をならべて考えてみました。おおまかには、このような方向性で、くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒)の復活再生が行われていくと思います。それで、どこまでをどうするかハッキリ決まっていませんが、費用もそこそこかかるようですので、まずは、手のつけ易いところからスタートしたいと思います。(^o^)

ゆるい時間や廃退的に牧歌的

5月 - 27 2008 | no comments | By

☆くぼっちゃんⅡ号(PENNTAXSP)の、復活再生の道を、しばし考えるあいだに、前回のネーミングの魔法で出てきた、「ゆるい時間」「廃退的」(はいたいてき)「牧歌的」(ぼっかてき)などについて、考えてみることにいたしますね。

ここでいう「ゆるい時間」とは、心が穏やかで緊張のしていない時、リラックスしている時。おおらかな気持ちの時、癒されている時などを指しています。「はやい」に対して「ゆっくり」、「緊張」に対して「緩和」、きついに対して「ゆるい」という意味です。別な、科学的表現でいうとβ波(ベーターは)に対して、α波(アルファーは)が出ている状態の時に、なるのかも知れませんね。

☆仕事でちょっと郊外へ、出かけて来ました。電車とバスを乗り継いだ、ちょっとした田舎? 予定の仕事を終えて電車の駅までもどります。バスが1時間に2本の割合で、すぐにバスは来ない状況です。バスに乗れば駅まで15分もあれば着きますが…。「天気もいいし、風も心地いい。次に急ぎの仕事が入っていないので、それじゃぁ~、日頃の運動不足の解消もかねて、歩いてみることにしよう!」と、気軽に歩きはじめました。

このとき、先ほどの少々緊張して仕事していたマインド(心)から、緩和してリラックスしたマインドにがらりと変わりました。(笑)そこで、カバンからデジタル一眼レフ(標準レンズ付)を取り出し、「いい光景に出会えた場合のみシャッターを押す。」という、極シンプルなルールを守りながら歩く。つまり、何らかの心に響くものが無いのにシャッターを押してはいけない。ということ。 たとえば、せっかく、費用もかけて遠いところまで来ているのだから、何か傑作でも撮らねば、、、。みたいなマインド(心)ではシャッターを押してはいけないっ。っていうルールを、意識して守ろうとしているんですね。それが、いいか、悪いかは、少しばかり続けてみれば、はっきりと、その違いが分かって来るものだと思いますねっ。

Dsc019812 「あっ、いいなぁ♪」と、最初に目に飛び込んで来た光景は、ため池を背景にゆらゆら風で揺れている枯れ草。枯れきって乾燥しているのか、ドライフラワーのようになっていて、そこに池の表面に反射した逆光の陽の輝きがとても美しい。 最初は、池を取り囲んでいる手すりを排除して、自然物だけで撮ろうとしたんですが、どうもそれは、枯れ草と手すりが近すぎて無理なので、手すりもいっしょに(笑)ごく自然に素直に撮ってみました。 どうでしょう、「ゆるい時間」(くつろいだ時間)が写っていませんか?

Dsc019582_2 さらに、歩いていくとこんな景色にも出くわしちゃうんですね。工事現場が荒れてしまって廃墟のような場面ですね。どちらかいうと「廃退的」でルーズな写真。廃退的なマインド(心)で撮影していくと、このような場面ばかり目につくようになってしまうかも知れません。ドキュメンタリーなどの特別な意味合いにおいては、有効な写真となる場合もありますが、やはり、あまりいい気分の写真ではないですよね。ゆるい時間は、くつろいでいる時間という意味で使っていて、廃退的でルーズな…。という意味ではないことを、言いたかったんですね。 この違いが、はっきりと伝わりますでしょうか?

Dsc019532 そして、そこから30mも離れていない道端に、雑草がけなげに、花を咲かせている光景に出会いました。背景にはるかに続いている道路入れ、奥行き感、立体感がでるようにしました。素朴で牧歌的(そぼくでぼっかてき)な感じ、ちいさな幸福感のようなものが、伝わりますでしょうかね? これも非常にリラックスしたマインドでないと、こうした被写体に気づかないし、つい見過ごしてしまいそうですよね。

Dsc019722_3 しばらく、歩くと、郊外の初夏らしく、モンシロチョウが飛んでいて花の蜜を求める姿がありました。実に天国的な光景ですよね。標準ズームのズームをめいっぱい望遠側にして、絞り放F5.6であまり背景はボケません(笑)が、飛び回る、動くチョウチョのことですから、何枚か連写してみて、その中から、フォーカスのきているものを選びました。

Dsc019862_2 こうして、ゆっくり被写体と対峙して(向き合って)撮影が出来る場合は、スローなカメラが向いているんですね。針穴写真機やトイカメラ、ポラロイド写真などの流行も、そうした背景があるのだと思いますし、銀塩フィルムカメラ等でマニュアルフォーカス(自分でフォーカスをあわせる)を楽しんだりと、撮影時の本来めんどうな細かなプロセスを、ゆっくり、じっくりと考えながら愉しむことがスローカメラライフっていうのでしょうかね。撮影環境の選択肢は、増える一方で、ホント実に楽しいし、ありがたいんですよねぇ~。

ネーミングの魔法

5月 - 25 2008 | 2 comments | By

☆私は、ついつい、愛用するモノに名前をつけてしまうんですね。ネーミングの魔法とでもいうのでしょうか。

名前を付けた瞬間から愛着がわきだすようなんですね。

これイイねっ!って思うから、愛称をつけるのか、どちらが先か後なのか、自分の意識の中では、曖昧で分からないところも多々ありますが、そこはどちらでもOKじゃないでしょうか。

☆また、使いこなして愛着のあるカメラで撮影すると、奇跡が起こるなんていうこともあろうかと思います。実際、優秀な写真家ほど、「自分と一体になるほど、手足や目のごとくカメラを自在に使いこなして、見えない何かを写し、見る人の心を揺さぶるような写真を写す」というではありませんか。  そこまでいかなくても、何らかの自己表現において使えるカメラ≒愛着の感じるカメラであろうと思います。その愛着も色々な種類があると思いますが、たとえば「堅牢で壊れないから頼もしい」とか、「コンパクトでポケットにいつでも入れられて、すぐに撮れて便利でかわいい」とか。

☆ここでいうネーミングの魔法とは、その愛着は、自分がつけるネーミング(愛称)で奇跡を無意識に倍増させようとしたいのかも知れませんね。(笑)      

これで少しでも写真が上達するような予感や、愛着のあるカメラとの一体感。しいていえば、わくわく感があれば撮影が妙に楽しくて気分がいい♪ その高揚した気分や意志こそが、撮影者の琴線にふれた光景の空気感としての何かが写真に写るのかも知れません。

☆そうしたマインド(心)でシャッターを気軽にそっと押していきたいんですね。特にくぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP)のようなスローなカメラの撮影では、私も日頃とは違う心のスイッチが切りかわってスローなマインド(心)で、くぼっちゃんⅡ号とももにゆるい時間(くつろいだ時間)を、過ごせたらと思いますね。

ゆるいと言っても、廃退的なマインドではありませんよ。

どちらかというと、素朴で牧歌的な、そう天国的な光景でしょうかね……。そうしたものを撮るのにくぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP)は最高の機械式カメラで、私にとれば素敵な相棒となるかも知れませんね。(笑)

復活再生への道を歩ませたい!

5月 - 25 2008 | no comments | By

☆レンズの方の作動確認が終わったので、くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒)本体を見てみることにしましょう。

Imgp1685フィルム巻き上げレバーの感触もいいですし、シャッター音も機械式独特の「ガシャン」という音。実にメカニカルな感触にくすぐられるものがあります。随分と昔に忘れ去ったアナログ感覚!っていうのでしょうか。シャッタースピードをB(バルブ)から1、2、4と順に変えながらシャッターを押して作動を確認しました。Imgp1684 Imgp1689 これらも素人判断ながら快調のようです。その後も各部点検をしました。ファインダーを覗くと、お世辞にもいいとは言えず、現在の1眼レフと比べるとさすがに暗く、ピントあわせがしずらいだろうなぁ~の予感。それでも実用使用を考えず、スローカメラとして楽しむぶんには、なんら支障はない。また、そこが何か人間的で無骨で、妙に魅力があるところなのかもしれません。

Imgp17542 くぼっちゃんⅡ号をいただいた時に、聞いてはいたんですが、「電池蓋が開かない」ことと、「それに伴露出計が使えない」ことでした。

Imgp1713_2 ←固まっていてびくともいたしません。無理をすると余計に壊してしまう恐れがあるため、それ以上は何もしないでおこうと思います。露出計が使えなくとも本体の機械式シャッターや絞り、ピントリングは、完全に作動するようなので、ネガカラーかモノクロフィルムのISO400でも詰めておけば、「勘」露出(適当に、勘でシャッターや絞りをあわせて)でやれば十分にいけるかなぁ~と、思います。

☆まあ、しかし、これだけ愛着がわいてくると、何とか露出計も完全に使えるよう、復活再生の道を歩ませたい!と思うのが人情なんですね。 

さーてどういたしましょうか? どのように復活させるのがいいのでしょうか? しばし、考えてみたいと思います。

スーパーマルチコーテッド タクマー55mmF1.8

5月 - 25 2008 | no comments | By

☆くぼっちゃんⅡ号(PENTAXSP黒)を、さらに、じっくり見てみることにしてみましょう。まずは、レンズを見てみますね。おおっ、これはペンタックススクリューマウント(M42マウント)で、くるくるとレンズをまわして脱着するタイプ。Imgp1715(約3回転半回すと脱着できる)

よく見ると、Super-Multi-Coated TAKUMAR  1:1.8/55 (スーパーマルチコーテッド  タクマー 55mmF1.8) と書かれています。標準レンズですね。どう見てもレンズの外観、レンズの内部も素人目ながら極めて美しい状態のモノです。実にいいものをいただきました。

☆今どきのデジタル一眼レフレンズに多い、プラスチッキーな安物っぽさは一切なく、金属製の筒で出来ていて、心地よい重みがあり、その当時の技術の結晶の塊が凝縮されているような精巧な作りを感じるさせてくれるところが、何ともうれしいですね。Imgp1730 

絞りリングやピントリングの作動も全然問題ないようですし。早く、このレンズで写真を撮ってみたいですね。Imgp1741レンズキャップまでも金属製で出来ていて、質感いいんですね。大切に使っていきたいと思わせる何かがあるようです。

Imgp1745

←レンズキャップ(フロント)の裏面です。質感まで伝わりますかね。本当に渋くて、かっこいいですねっ。

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