不況期の暗い想念と、どう戦うか
☆今日は建築物の撮影依頼で出かけましたが、帰りに、幸福の科学 なにわ支部に寄ると「エクソシスト入門」がありましたので、一冊を購入して帰りました。
これは欲しかったんですよ♪ まずは、じっくり読ませていただこうと思います。(^o^)
とまぁ、
そんな悠長なこといってられない
こともありますので、早速…。
過去記事「レッセフェールって知ってるぅ?」 で、二宮尊徳先生の記事を書かせていただきましたが、
この「エクソシスト入門」第一章エクソシスト入門 4 不況期の暗い想念と、どう戦うかを、大川隆法総裁、主エルカンターレの直説の「法」でご解説いただいていますので、
ありがたく、素直に学ばせていただくことにいたしましょう。
不況期の暗い想念と、どう戦うか
-不況期は、新しい企業家が出てくる時代-
不況の時期に入ると、会社が潰れることは数多くあります。
次から次へと、大手のや名門の会社が潰れていきます。
これは、自分一人の力では、いかんともしがたいものがあります。
そのため、「幸福の科学では、『自分の心は百パーセント支配することができる』と教えているけれども、そんなのは嘘だ。うちの会社は潰れたではないか。
どうしてくれるんだ。こんなにも大きな会社が潰れるとは思わなかった」と文句を言う人もいるかも知れません。
実際、従業員が何千人も何万人もいる会社、あるいは、もっと大きな会社が、突如、潰れることがあります。
経営陣の失敗もあるでしょうが、環境の要因として、世界的に大不況が起きた場合には、それを政府に「どうにかせよ」と言っても、どうにもならないでしょう。
そのような場合には、人のせいにし、恨む心が出てきます。
確かに、環境そのものには、自分の力ではどうのもならない面があるかもしれません。
ただ、「その事実をどのように捉え、今後、どのように考えて、行動するか」ということは、自分自身の力によるものです。
また、不況期は、新しい起業家が出てくる時代であり、新しい産業が起きてくる時代でもあります。次の時代の大会社になるところが不況期には出てきます。
不況期を生き延びて強くなった会社が、次ぎに大きくなっていくのです。
逆に、大会社であっても、不況期になると潰れていくものもあります。
それは非常に残念なことであり、諸行無常を感じますが、その会社が永遠に大会社で有り続けることが、必ずしもよいわけではありません。
「新しいものが大きくなり、新陳代謝をしていく」ということが、全体から見た流れであり、それは、ある程度は仕方がないことなのです。
-作夏、消費税廃止を訴えた幸福実現党の真意-
大会社の例を出さなくても、街を歩いてみれば、レンタルの小さな店舗がどんどん潰れて、入れ替えが進んだり、貸店舗の看板が出たりしています。
最近も、ある大手百貨店の売り上げがピーク時の六十パーセント以下まで下がったため、その支店は閉店することになりました。
これは不幸なことであり、残念ではありますが、四割も売り上げが落ちたら、やはり、人員整理だけで済まなくなります。損をずっと出し続けるかけにはいかないので、「店を閉めた方がよい」ということになります。
昨年(二〇〇九年)の衆院選で、もし、幸福実現党が政権を取ることができ、その公約どおり、消費税を廃止していたならば、そういう小売系の企業は息を吹き返した可能性はあるのですが、もはや手遅れのレベルまで来てしまいました。
こうなることを見越して、「消費景気を起こさなければならない」と言っていたのですが、もう救えません。
これから、老舗の大手企業がどんどん倒れていく時代になっていき、失業者が大量に出てきます。それに対して補助金を出せば、国の財政赤字も大きく膨らんでいきます。そして最後には国が潰れます。
今、このような順序で事態が進んでいるのです。
そういうマクロの面については、それに対応できるような団体や組織などが、戦うべきですが、個人のレベルで考えるかぎり、そうした浮き沈みは、この世の常であるのです。
例えば、海で起きる波そのものを完全になくしてしまうことはできませんし、雨の日や風の日や台風の日を完全になくすことはできません。
そのなかで、どのように生き抜くかを考えなければいけないのです。
ミクロの面においては、不況の中で、自分自身をどのように運営し、上手に危機を切り抜け、天国的な人生へと持っていくかを考えなければなりません。
-不況期は成長するチャンスであもある-
そういう状況のなかで、悪魔払い師として、悪霊撃退をしなければならないわけですが、悪霊や悪魔に狙われている人は、心のなかに、それらを引き込むものを何か持っていることは事実です。
その「引き込むもの」とは、前述したように、一種の暗い想念なのです。
その想念自体の起源に関しては、必ずしも自分が悪いからだけではないかもしれません。会社の経営陣の責任であったり、国の責任であったり、いろいろな場合があるでしょう。
例えば、政府が「公務員を一律×割削減する」などと決めたら、強制的に、削減する人数の割り当てが来る場合があります。あるいは、前述した巨大デパートのように、「店舗を閉鎖する」と決められたら、その店に勤めることはもうできなくなります。「私の売り場では利益があがっていた」といくら言っても、閉鎖を止めることはできません。
こういうときに大事なことは、やはり、「考え方」なのです。
「不況期や倒産のときにどういうことが起きて、人々はどう動いていくのか。そして、どのようなところが生き延びて発展していくのか、次ぎに自分に必要な能力や態度は何なのか」ということを考えて、自分自身を成長させるチャンスにしていくことが大事です。
そういう部分については、自己責任がないわけではないということです。
例えば一九二九年にはアメリカの株価はかなり高くなっていました。そのときに大金持ちになった人だっています。
大恐慌が始まる直前には、アメリカの株価はかなり高くなっていました。そのときに、のちのケネデ大統領の父親が、靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていたところ、その靴磨きの少年が、「今、株が儲かりますよ。この時期に株を買わなければ損ですよ」と言って勧めたそうです。
ケネディの父親は、「靴磨きの少年が株を勧めるようでは、もう株は駄目だ。株価の上昇は終わった」と見て、全株を売り払っため、その直後に起きた株価の暴落による損害をまったく被ることなく、巨額の富を得ることができました。それによってケネディ家の資産ができたようです。
「靴磨きの少年が株の話をするようになったら、もはや、ピークは過ぎた」と批判した、ケネディの父親は、なかなか賢いといえます。
そのように、いつの時代でも、危機を敏感に察知して切り抜ける人はいるわけです。
また、不況になると、あらゆるものが縮小していきます。しかし、不況のときに投資をするような企業が、大きくなっていくところなのです。
不況期には「物の値段が安いときに投資をし、好況期に業容を拡大する」ということのできる企業が、実は、いちばん強いところなのです。
したがって、世間と同じ動きをすることが必ずしもよいわけではありません。
不況期は、いろいろなことを勉強するチャンスでもあると思います。
-二宮尊徳に学ぶ、創意工夫の大切さ-
私はマルクス主義的な考えを批判していますが、
マルクス主義からは、人のせいにする考えが必ず出てきます。マルクス主義には、「貧しく、生活が苦しいことを、すべて人のせいにする」という面があります。
確かに、国家の運営が悪ければ、国民が貧しくなることもありますが、ただ、そのなかにおいても、やはり、人によって違いはあるのです。
そういうときは二宮尊徳の例を思い出していただきたいのです。
二宮尊徳は、少年のころに伯父の家に預けれていましたが、ある世、菜種油で灯をともし、本を読んでいたら、伯父に叱られました。
「夜、本を読んで勉強していた」というのは、今であれば、普通は、「よしよし、よく頑張っている」と言って、ほめられることでしょう。
もし、「電気代がもったいないから、夜六時以降は電灯を消して寝なさい。朝、太陽が昇ってから勉強しなさい」などと言われたら、節約にはなりますが、とてもケチな感じがします。
ところが、「菜種油がもったいない」と怒られた二宮尊徳は、自分で空き地を耕して菜種を植え、採れた菜種を菜種油と交換して、読書を続けたのです。二宮尊徳は「資本主義の精神」のような人です。そういう人も世の中にはいるわけです。
したがって、周りのせいにすることは必ずしも正しくありません。
例えば、「夜、本を読んではいけない」というような伯父は、悪魔のように見えるかも知れませんが、それを工夫で切り抜ける方法がないわけではありません。
その意味では、「会社が倒産してしまうまで、そこに居残ったのは、見識がなかった」という考えもあるのです。
-世の中が暗いときこそ、「明るい心」を-
悪霊の発生原因は、失敗を人のせいにする心です。それから、人を恨む心、呪う心、人の不幸を望む心です。
誰であっても、例えば「他人の悪口を言う。恨む。被害妄想で、いろいろなことをいう。他の人をうらやましがる。ひがむ。他の人に嫉妬し、足を引っ張る」というような人と、友達付き合いを長く続けることは、つらいでしょう。
実際に厳しいですし、済む場所を分けてほしくなります。この「住む場所を分けてほしい」という気持ちが、実は、天国と地獄が分かれてきた理由なのです。
しかし、そういう地獄的な人間が、この世で多数派になってくると、そちらの方が当たり前になってしまい、天国的な考えをする人のほうが、少数派になって迫害されることも現実にはあります。
このへんが、この世とあの世で論理が一致しないところです。
今年(二〇一〇年)の二月から、当会の新しいラジオ番組「元気出せ!ニッポン」が始まりましたが、その一回目のゲストとして、評論家の日下公人氏が出演しました。
その番組の中で、日下氏は、ややヘソ曲がりな言い方ではありましたが、
「『世の中は暗い』といわれているけれども、暗くならないためには、新聞を読まないことです。新聞には、だいたい、悪いことしか書かれていないので、新聞を読むと暗くなり、元気がなくなります。読まなければ元気になるのです。
実際は高給取りのマスコミの人たちが、収入が少なくて気の毒な人たちに同情するふりをして、自分たちの罪悪感から逃れているだけなのだから、そんなものは読まなければよいのです」
というようなことを言っていました。
このように天国的な考えと地獄的な考えとは、水と油のような関係になりやすいのですが、人間には仏性があるので、「何が天国的な考え方であるか」ということは、ある意味ですでに分かっていることではあるのです。
とにかく、不況期など、いろいろ苦しいことがあるなかで、頭角を現し、人に認められ、成功していこうとするならば、やはり、努力して“逆の心”を出し、勇気を奮い起こさなければいけません。「他の人が暗い気持ちに沈んでいるときに、自分は明るい心を持ち、明るい光りをともす。他の人が落ち込んでいるときには、励ましの言葉を出す」ということが大事です。
それから、「これで、もう駄目だ」と思ったときに、もうひと頑張りをして、「何とか工夫ができないか」、あるいは、逆転の発想で、「普通はマイナスとされることのなかにプラスの芽が潜んでいないか」を考えることが大事です。
「苦は楽の種」「楽は苦の種」とよく言われますが、本当にその通りです。「今、非常に苦しい」と思っていても、それが、「楽しみの種」になることが多く、逆に、「今、非常に楽しい」と思っていても、それが「苦しみの種」になることも多いのです。
そういうことは過去の歴史においても数多くあったことなので、よく知らなければいけません。
当社のお客様、知人友人を含め、多くの方々が、このデフレ不況想念と戦うよすがとなれば幸いです。
しっかり、主エルカンターレの教え、「法」を学んでいただきたいのですが、少しでも早く暗い想念をたち斬っていただきたいという意図を、仏の慈悲を十分に汲み取っていただければ幸いです。
当然、とむすけも頑張ります。
※おまけ↓ 大阪城 西の丸庭園前のしだれ桜 (平成22年3月19日金)