今こそ、非核三原則を問う!

3月 - 12 2010 | By

幸福実現党、黒川白雲政調会長のブログに非核三原則の見直しについて記事が掲載されていましたので、ご紹介いたします。

 

 平和が「友愛」という、中味のない「ゆらぎ?」レトリックで保たれるほど、そんな単純なものではありません。 非核三原則の見直しについても、真剣に取り組む必要があると思います。

 

 課題は山積していますが、ひとつひとつ浮き彫りにしていただきたいと思います。

 他党では、自己保身のため、絶対マネのできないことですからね!

 3/11 【強兵】「核密約」暴露――今こそ、非核三原則を問う

 岡田外相は、米核搭載艦船の日本寄港などの「核密約」があったと認定。合わせて「非核三原則(核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず)を堅持する」と述べました。

 左翼政党や過激派が主張しているように「憲法9条があったから、日本の平和が守られて来た」のではなく、「在日米軍基地」の存在と、米軍の「核の傘」によって、日本の平和が守られて来たのは自明の理であります。

 今、鳩山政権は、普天間基地の県外・国外移設案に表れているように、在日米軍基地の追い出しを図ると共に、「核密約」の暴露によって、米軍の「核の傘」を排除しようとしているように見えます。

 実際、岡田外相は、これまで米国に核先制不使用宣言を求め、「核の傘から半分踏み出す」としてきました。

 

  福島社民党党首も「核密約」認定を受けて、「非核三原則がぶれないよう法制化が必要」と言い出しました。

 

 日米関係の微妙なこの時期に、あえて日米密約を暴露することは、日米同盟の亀裂を更に深める以外に何の意味も無い行為です。

 しかし、歴代の首相や政府が何十年も、国民に対して平気で嘘をつき通して来たことについては、私はスッキリしないものも感じます。

 今回の外交文書の調査で、「非核三原則」を提唱した佐藤栄作元首相が「『持ち込ませず』は誤りであったと反省している」と外務省幹部会議で発言していたことが判明しました。

 そもそも、米国の「核の傘」で守られる戦略を取りつつ、核を「持ち込ませず」という原則を掲げたことが大きな矛盾を生んでいるのです。

 歴代の首相も、この矛盾を知りつつ、国民やマスコミの反発を恐れて、敢えて「非核三原則の見直し」に取り組んで来なかったことは、彼らに「不作為」という「怠慢」、国民に対する「欺瞞」があったと言わざるを得ません。

 

  歴代首相が次々と「核密約は承知してなかった」と発言していますが、暗黙の了解で承知していたはずです。

 今回の「非核三原則」と「核持ち込み」の関係は、「憲法9条」と「自衛隊」の関係と酷似しています。
 日本政府は「建前と現実」という「嘘」と「詭弁」を使って来ました。その矛盾が、現実の国際情勢、国防の危機において破綻しかけているのです。

 岡田外相は、日本の歴代政権が政策を見直さなかったことについて「怠慢と言われても仕方がない」と強く非難しました。

 しかし、「核密約」を認定をしておきながら、「非核三原則を見直さない」とする鳩山政権も、同じく「怠慢」であります。
 今こそ、勇気を持って、「非核三原則の見直し」に取り組むべきです。

 もちろん、米海軍が戦術核を撤去し、大陸間弾道ミサイル等の戦略核が主力となっている現在、政府が言うように「アメリカの核兵器が日本の領域内に存在している必要はない」面もあります。

 しかし、有事の際の核持ち込みの可能性、核シェアリングや、トリップワイヤー(仕掛けわな戦略。自国に同盟国の軍事を配置することで抑止力を高める)等を考えると、「非核三原則」を見直すことが、日本の国防強化の選択肢を大幅に拡大し、「核抑止力」強化に繋がることは間違いありません。

 幸福実現党は、中国・北朝鮮の核兵器の脅威に対する「核抑止力」の強化に向け、全力を挙げて取り組んで参ります。

 

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